序盤は新年度を迎えた所感を述べている

新年度が始まった。

一歩家から外に出ると、明らかに新社会人と思われる綺麗なスーツが街を歩き、小学校に入学したての子どもは緊張と期待の入り混じった顔をしながら、背丈に対してあまりにも大きなランドセルを背負っている。

 

私がブログを半月更新しない間に、新たな年度を迎えていた。

 

私はこの春から環境が大きく変わるというわけでもなく、心境としても「2017年度(2)」のような、昨年度の1年間というファイルを複製コピーした程度の脱力感で今日を過ごしている。

そうはいっても、ほとんどの人は私と似たような境遇であろう。

人生で環境が大きく変わるタイミングというのは、せいぜい各学校(小中高大)への入学、就職、転職、退職、結婚、離婚、年金受給開始くらいのものだと見積もっている。

 

書き出すと結構あったな、すまん。

 

まあ私はなんだかんだで昨年度とあまり変わらない1年になってしまうのかなあと思っている。

昨年度は色々と課されることが多く忙しかったので、どうせ今年度も忙しいだろうし、少し3月にまとまって休みがあったからという理由でこのブログを開設してしまったことを少し後悔している。

 

しかし、読者の皆さんばかりだけでなく、管理人の私からも存在を歓迎してもらえないとなってしまえば、このブログは完全に曰く付きと言える。そういう気がする。

なんとか私だけはこのブログに真摯に向き合い、親しみをもって付き合ってあげることにしよう。

慈善活動だと思って。

管理人の私がコツコツとこのブログを更新することで、そのうち、読者の皆さんのなかにもこのブログのことを可愛がってくれる方が現れるかもしれない。

 

ということで、末長く付き合ってやってください。

 

 

 

で、今回は卒業式の後に存在する謎の慣習について、私が前々から疑問に思っていたことについて書こうと思う。

 

いや、ごめん。意味分からなかったよね。

なんで新年度を迎えて、その話もさっきしていたのに、突然卒業式??って。

 

お前が「末長く付き合ってやってくれ」というから、こちらも可愛いカメさん相手くらいの感じで親しみをもって歩み寄ってあげたら、突然スポーツカーに化け、時速180km/hで走り去ってしまったんたけど??みたいな。

 

ほんとごめん。

実はこのページは3月が終わるまでには投稿しようと思っていたんだけど、面倒になってしばらく下書きを放置していたら、色々あってこんな時季になってしまったとさ。

許して。

 

 

 

さて、ようやく本題に入る。

これは圧倒的に女子が行う場合が多いように思えるのだが、憧れの先輩が3月で卒業してしまうとき、その女子は卒業式後に憧れの先輩のところへ駆けつけて

「先輩のシャツの第2ボタンをくださいっ!」

とせがみに行く、という有名な慣習のようなものがある。

 

私は今までに卒業式を何度か経験したが、

先輩にシャツの第2ボタンを貰おうと試みたことも、後輩から第2ボタンをせがまれたこともない。

したがって、このような取引を交わしたことがあるという人に対して口出しをする権利はどこにもないことは承知している。

承知はしているのだが、どうしても気になることがあるので書かせていただきたい。

 

ほら、あんまりこんなこと言いたくないけれども、ここのブログの中においては一番偉いのは私だから。絶対に。

読み落とされないように太字にして色付けしておくか。

“ここのブログの中においては一番偉いのは私”

 

なんなら、身分が高い人が付けていることが多いで色付けしちゃったもんね。

冠位十二階でも確か紫が一番位が高かった。

 

そんな私、レモンエフ・ザ・パープルモード(produced by はてなブログ) が疑問に思っている点は、

「憧れの先輩が所持している数多の物の中でも、本当に第2ボタンが欲しいのか?」

ということである。

 

さすがに紫推しの度が過ぎてしまった。

疑問も吐いたところで、パープルモードを解除して、通常モードに切り替えよう。

ここからはレモンエフ・ザ・ノーマルモードでお送りしますよ。

 

第2ボタン欲しい?

なぜYシャツの中でも上から2番目のボタンなのかというのは、以前に

「第2ボタンが一番心臓に近いから」

であると聞いたことがある。

 

でもちょっと待ってよ。

いくら先輩に憧れているからって、心臓に近いものが欲しいっていう考えは若干おサイコが過ぎるでしょう。

 

重いわ〜〜

気持ちが重い。受け止めきれない。

 

まあもし頼まれたらあげちゃうけど。

第3ボタンもセットであげちゃう。

もう歳末ボタン大放出セール開催しちゃう。

 

結局憧れの先輩からだったら何を貰っても嬉しいのだけれど、先輩に迷惑がかからない範囲で、記念として残しておきやすいものとなると第2ボタンが丁度いいのだろうか。

最初に憧れの先輩が卒業するときに貰うものを第2ボタンにしようと考案した人は、うまいところに相場をもっていたなと感心する。

 

そりゃ貰えることなら

「Yシャツ丸々一着」

「制服のズボンの左脚大腿部の布地(左脚大腿部が下半身の中では心臓に近いから)」

「先輩の家の地権」

など他にも欲しい物は色々あるけど、式も終わって帰ろうかという先輩に対して迷惑をかけることは言うまでもない。

最後のものにいたっては、貰ってしまったら先輩が帰る場所がなくなるし。

 


そうなるとやっぱり第2ボタンなのか。

 

 

 

 


閉式


 

何か結びに大オチを付けようとしたけど、

これなら付けようもない。

 

実はこの記事の仮タイトルは

モテる男の貢ぎ疲れ

だった。

 

記事を書く前の構想段階では、

「もしも◯◯を卒業する憧れの先輩から何かをせがむなら」という裏テーマで進行していこうと思ったのだが書き疲れてしまったし、いい感じに話が着地してしまった。

万一、自動車学校に憧れの先輩がいる女子は、先輩が免許を取って卒業するときに事務棟の裏に先輩を呼び出して、

「先輩の第2助手席をください!」

とせがむ

 みたいなことを淡々と書いていこうかなと思っていたけれど、今改めて書き出してみるとクソほどしょーもねえな。これ。

 

 

「新年度に入って忙しくなってきたから構成が清廉でないのも仕方ない」と、新年度のせいにしておこう。

一年の中にも、街路樹が霞んだ緑色とも桃色ともつかない葉桜ばかりになって、風色が微妙になってしまう時季があるように、ブログの中にも構成が微妙な記事があってもいいと捉えよう。

 

そう結論付けておく。